補聴器をはじめて買うとき(3):購入方法
公開日:
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最終更新日:2014/01/16
補聴器の買い方
この記事は、補聴器をはじめて買うとき(2)の続きです。
【補聴器はどこで購入できるか】
補聴器はどこに売っているのか?どこで買えるのか?という疑問もあると思います。
最近ではインターネットでも補聴器を購入できるようになりました。
またそれ以外でも、家電量販店・眼鏡店などでも補聴器を買うことができます。
補聴器を購入する上でいちばん安心なのは、やはり補聴器専門店です。詳しい検査やアフターサービスも含めて、自分の耳にあった補聴器を提供してくれることが多いです。
ただ、補聴器専門店ではほとんどの場合定価販売ですので、ある程度ご自分の聴力を把握している場合、また難聴の程度が比較的軽い場合は、コストメリットのある量販店やインターネットという選択肢もあります。
いずれにせよ、予算と症状にあわせて最適な方法で補聴器を購入してください。
【店選びのチェックポイント】
店頭で補聴器を買おうとする際に、その店がきちんとした店なのか、いい加減な店なのかをチェックするポイントは、
1.設備や機器が整っているか
2.話しを親身になって聞いてくれるか
3.希望に応じた最適な補聴器をすすめてくれるか
4.取り扱っている補聴器の種類が豊富か
5.補聴器の試聴、貸し出し、返品が可能か
6.アフターケアがしっかりしているか
このような項目を満たしているお店で購入する事をおすすめします。
【インターネットや通販で補聴器を購入する】
インターネットや通販ではオーダーメイドの補聴器ではなく、既製品の補聴器を購入することになります。そうした既製品の補聴器には耳の大きさに合わせていくつかの「イヤチップ」という耳栓を選んでとりつけることによって耳の形に対応します。
また、音量・音質の調整はあまり変化させられない機種から、細かく調整できる機種までがあります。
こうした既製品の補聴器ですが、難聴の程度がそう重くない場合は必要にして十分の効果を発揮できます。また、オーダーメイドの補聴器に比べて価格が非常にリーズナブルな点もメリットです。
一方で、難聴の程度が重く、また聞こえ方に偏りがある場合には既製品の補聴器よりも、ご自身の耳の状態に合わせたオーダーメイドの補聴器をつけたほうが良い場合が多いです。
いずれにせよ、まずは耳鼻咽喉科や補聴器専門店で検査・相談をしてみることです。そして、その検査結果やアドバイスをもとに、価格と効果をじっくり比べて最適な補聴器を選ばれると良いでしょう。
→補聴器をはじめて買うとき(4)に続きます
補聴器に迷ったら!
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