補聴器をはじめて買うとき(4):自分に合った補聴器に出会う方法
公開日:
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最終更新日:2014/01/16
補聴器の買い方
この記事は、補聴器をはじめて買うとき(3)の続きです。
補聴器の下調べや自分の耳の状態を把握して、さて、実際に補聴器を買いに行くといった時に、できるだけ「良い補聴器」と出会うためのコツをお教えします。
【販売店にはひとりで行かないほうが良い】
補聴器は決して安い買い物ではありません。また、ご自分の聞こえ方にフィットした補聴器でなければ効果が出ない場合も多いです。
ですから、補聴器の購入は慎重に選ぶべきです。
自分に合った良い補聴器を購入するには、店員さんに自分の耳の聞こえ方や使用する環境などを説明する必要があるのですが、ひとりで店頭に行った場合、緊張したり話しに夢中になったり・・・と、冷静に自分の現在の状況を説明しきれない場合が出てきます。そんなときに、家族や知人が説明のサポートをしてくれると、よりスムーズに店員さんに理解してもらえることになります。
また、自分の聴力が低下していることから、店員さんとの会話にずれが生じる可能性もあります。そうした時に、会話の内容をきちんと聞いてくれる人がいると、そうした行き違いを防ぐことができます。
このような点から、補聴器を買いに販売店に行く時は、できるだけ家族や親しい友人を伴って訪れる事をお薦めします。
【現状の説明や疑問点は積極的に】
いざ販売店の店頭に向かってみると、緊張や気後れから、自分の状況をきちんと説明できずに、店員さんの言うがまま・・・ということもあります。
ですが、これは自分に合った補聴器を選択するにはあまり良くありません。
ご自分が購入し、ご自分で着用するのですから、疑問点や不安に思う点は積極的に聞いたり説明したりしないと、自分の耳に合った補聴器を選ぶことができません。
補聴器を購入するために販売店に行った時には、次の項目をしっかり確認する必要があります。
・どんな場合で聞きにくさを感じるのか。
・どのような補聴器を求めているのか(機能や大きさなど)
・どんな場面で、いつ補聴器を使いたいのか
・予算はどのぐらいか
このような部分を店員さんと納得がいくまで話し合うことで、初めて自分に合った補聴器に出会うことができるのです。
→補聴器をはじめて買うとき(5)に続きます
補聴器に迷ったら!
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