補聴器を買う前に!聴力検査
公開日:
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最終更新日:2014/01/16
補聴器の基礎知識
聴力を検査するには、
1.肉声を聞き取ることが出来るかの検査
2.機械を使う検査
の2種類があります。
そのうち、機械を使う検査では、「オージオメーター」という機械によって聴力を検査します。
いくつかの周波数の音を、非常に弱いレベルから徐々にあげていって、どの時点で感知できたかを調べ、その結果をオージオグラムとして記録するのです。
オージオグラムは、縦軸がどのぐらいの音量で感知できたか、その音量(デシベルdb)、横軸が音の高低である周波数(ヘルツHz)を表します
このオージオグラムを使う聴力検査では、普通周波数は1,000ヘルツと4,000ヘルツの2点で調べます。
この検査において、普通の人のレベルであれば、どの周波数においても30デシベル以下でしょう。4,000ヘルツで40デシベルの音が聴取可能であれば、正常とされています。
これが中音域(1,000ヘルツ)で40-50デシベルともなってくると、生活に支障をきたす場合もあります(軽度難聴)。50デシベルを超えてくると、なんらかの対応が必要なレベルの難聴です。
詳しくは→こちらも参考にしてください。
オージオグラム
このように、聴力検査は自分が難聴かどうかを判断するために非常に重要です。
生活をしていて、ちょっと耳の聞こえ方がおかしいと思われましたら、ぜひ聴力検査を受ける事をおすすめします。
病院だけでなく、補聴器販売店などで無料で測定する事も出来るので、お近くの補聴器販売店に相談されると良いでしょう。
補聴器に迷ったら!
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