補聴器を使いはじめの時の注意点
公開日:
:
最終更新日:2014/01/17
補聴器の基礎知識
新しく補聴器を買った際に、せっかく新しく買ったからと、いきなり長時間使用すると疲れや頭が痛くなる、耳鳴りがする、などの状態になることがあります。
補聴器は最初から一日中つけるのではなく、少しづつ慣らしながら使うことが必要です。
最初は短い時間の装用で、少しづつ長い時間に伸ばして行きましょう。また、音量も最初は室内などのあまり音がうるさくない場所で慣らし、その後屋外などで使うようにしましょう。一気に大きな音が入ると疲れてしまいます。慣れるに従って自然に音を大きくしていくようになるものと思います。
補聴器の慣らし方については、以下のステップを踏むとよいでしょう。
1.静かな室内で2人で話す
2.テレビでニュースを見る
3.食事をする時に使ってみる
4.数人との会話を経験してみる
5.公園で使ってみる
6.近所を散歩してみる
7.買い物時に使ってみる
8.会議や会合で使用する
・・・と、このような順序で少しづつ慣らしていきましょう。あせらず、2週間から3ヵ月くらいを目処として練習してみてください。
補聴器に迷ったら!
関連記事
-
-
先天性難聴は治る可能性もあります!
生まれつきの難聴、先天性難聴は約1000人にひとりの割合で罹患する可能性があります。 その約半数が重
-
-
難聴が治癒する可能性
「聴こえ」が悪くなった時、まず最初に補聴器販売店に行こうと考えられるかもしれません。 しかし、「聴
-
-
いろいろな音域と難聴のタイプ
難聴には「特定の音域」に対する聴力がよくない、ということがあります。 加齢による難聴は特に高音域が
-
-
残響と聞き取りづらさ
会議などでの発言が聞き取りづらい原因の一つに音の反射と残響があります。 耳の近くで話をしている時は