難聴が治癒する可能性
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最終更新日:2014/01/16
補聴器の基礎知識
「聴こえ」が悪くなった時、まず最初に補聴器販売店に行こうと考えられるかもしれません。
しかし、「聴力の低下=補聴器」というのはいささか短絡的です。
もしかしたら病院(耳鼻咽喉科)で受診することで治療が可能な症状かもしれないのです。
ですから、「聴こえが悪くなった」「聞き間違えをする」などの症状が現れたら、まず最初に耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。治療が可能な場合もたくさんあります。
例えば、
・少しづつ聴こえが悪くなり、歳のせいかと思っていたら、実は耳垢がたまっていただけだった
・昔から聴力低下があったのだが、その原因が滲出性中耳炎だった
・子供の時に聴こえが悪く、病院では治しようがないと言われたのでそのままにしていたのだが、最近になって「先天性中耳奇形」が原因とわかり、手術で改善した
・全く聴こえなくなり治療法がなかったが、近年開発された人工内耳によって健常者とほぼ同じように会話ができるようになった
このように、聴力が低下し、難聴と思われるような場合でも、原因が他にあったり、近年の医学の進歩によって治療法の道筋が見えたりすることもあります。
まずは病院で診察を受けてみましょう。その上で補聴器を装着するのが一番適当という判断が下されてから、補聴器専門店を訪れるようにするのが理想的です。
補聴器に迷ったら!
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