ワールドカップサッカー・デンマーク代表オルセン監督と難聴
公開日:
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最終更新日:2014/01/17
補聴器のニュース
デンマークの補聴器メーカー・ワイデックスがワールドカップ日本対デンマーク戦のスペシャルサイトを開いています。
そのサイトの中で、デンマーク代表のオルセン監督と難聴についてのインタビューがとても興味深いものでした。
http://www.wc-2010-widex.jp/popup.html
かなりの長文で読み応えがありますが、一部を抜粋。
私がはじめて難聴を自覚したのは、25~30年前、20代後半の頃でした。母が聴覚に障害があったので、難聴というものについて全く知らない訳ではありませんでした。自分が遺伝性の難聴であることがわかった時も、「難聴は障害である」ということは理解していました。
私にとって、難聴が大きな問題となってきたのは、15年ほど前にプロサッカーの監督になった時でした。当初はさほどでもなかったのですが、だんだんと様々な問題が出てきました。例えば、記者会見やメディアとのインタビューの際に、後方に着席している人の発言が聞き取れなくて復唱をお願いしたりとか、マイクを使って質問をしてもらうように頼まなくてはならなくなったりといったことが起きるようになりました。
私の母は難聴だったので、補聴器をつけずに生活する事は困難でした。私はそのことを見てきたのですが、いざ自分のこととなると“自分はまだそんなに年をとっていない”と言い聞かせて補聴器をつけることを先送りしていました。しかし、難聴は年齢とは関係なく、全ての人々に起こりうることなのです。
私が補聴器を使いはじめてから、多くの人々は、突然、私が良く聞こえるようになったので、驚いていました。彼らは、私に、“どうしたのか?”と聞いてきたので、補聴器をつけていると説明すると、彼らはみな驚いていました。彼らは私が補聴器をつけていることにまったく気が付きませんでした。何より最高なのは、再び良く聞こえるようになったことです。もちろん、小さくて目立たないので、私が補聴器をつけていることをまわりの人たちが気付かないということも大きなポイントでした。補聴器をつけること、それは、私にとってはまさに新しい耳を手に入れることでした。
難聴はスポーツをする上では大きな障壁となる場合が多いですが、こうした一流のスポーツマンが自ら補聴器を使用していることを公にするというのはとても勇気づけられますね。
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